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花粉症の目のかゆみに効くツボ、場所と押し方を紹介

花粉症で目をこすりそうになる女性が、代わりに眉頭や目のまわりのツボをやさしく指で押しているシーン 花粉症

花粉症で目がかゆいとき、こすらずに楽になりたいなら、答えは「攢竹・晴明・太陽・四白・承泣・陽白・眉中」といった目のまわりのツボと、「天柱・風池」という後頭部のツボを、指の腹でやさしく押すことよ。

強くこすると角膜や結膜を傷つけてかえって悪化しやすいから、ツボ押しを「こする代わりの行動」として覚えておくといいわ。

なぜツボ押しが花粉症の目のかゆみに良いと言われるの?

結論から言うと、目のまわりや後頭部を軽く刺激すると血流が促され、かゆみやむくみのつらさをやわらげる助けになるからよ。

花粉症で目がかゆくなるのは、花粉というアレルゲンに体が過剰に反応して、白目の表面(結膜)に炎症が起きているサイン。日本アレルギー学会が関わる「鼻アレルギー診療ガイドライン」でも、アレルギー性結膜炎の主症状として目のかゆみ・充血・涙目が挙げられているわ。

炎症が起きている場所は血流が滞りやすく、かゆみを引き起こす物質がとどまりやすい状態になっていると考えられているの。

はり師・きゅう師の国家資格の教科書にもなっている「経絡経穴概論」では、目のまわりや後頭部には「膀胱経(ぼうこうけい)」という経絡が通っていて、そこにあるツボを刺激すると眼のまわりの巡りが促され、不快感がやわらぎやすいとされているわ。

ただしこれは東洋医学の考え方に基づくもので、ツボ押しが花粉症そのものを治す治療法ではない、という点は先にお伝えしておくわね。あくまで「今すぐこすりたい」という衝動を、指先で押すという行動に置き換えるためのセルフケアと捉えてほしいの。


花粉症の目のかゆみに効くツボ、場所と押し方は?

ここからは代表的なツボを、場所と押し方セットで紹介していくわね。どれも「消しゴムを使うときくらいの優しい力」で行うのが鉄則よ。

※画像はAIによるイメージ

攢竹(さんちく)|眉頭のくぼみ

眉頭のいちばん内側、骨のくぼみにあるツボが攢竹よ。目のまわりの血流や、まばたきに関わる筋肉に近い場所とされていて、目の疲れやかゆみを感じたときにまず押したいポイントなの。

両手の人差し指を眉頭のくぼみに当てて、上下左右にゆっくり動かしながら10〜20回ほどなでるように刺激してみて。花粉症の目薬をさしたあと、目を閉じたままこのあたりを軽くマッサージすると、薬液がなじみやすくなる感覚もあるわ。

晴明(せいめい)|目頭の骨のくぼみ

目頭の内側、鼻の付け根に近い骨のくぼみにあるのが晴明。目のかゆみだけでなく、涙目や疲れ目にも使われる基本のツボとして経絡経穴概論にも記載があるの。

人差し指をそっと当てて、上下に小刻みに10秒ほど揺らすように押すのがコツ。目頭は皮膚も薄くデリケートな部分だから、決して爪を立てたり強くつまんだりしないでね。

太陽(たいよう)|こめかみのくぼみ

目尻と眉尻を結んだ線の真ん中あたりから、指2本分ほど外側、こめかみに近いくぼみにあるのが太陽よ。眼精疲労や頭の重だるさのケアで紹介されることが多い、いわば「特効ツボ」ね。

人差し指と中指をそろえてくぼみに当て、左右に細かく揺らしながら10秒ほど刺激して。花粉症でこめかみのあたりまで重だるく感じるときに、特に気持ちよく感じるポイントだと思うわ。

四白(しはく)・承泣(しょうきゅう)|頬骨と目の下

瞳の真下、骨の縁にあるのが承泣、そこからさらに指2本分下、頬骨がくぼんでいるあたりが四白よ。どちらも目のまわりのむくみやかゆみのケアで使われるツボなの。

承泣は目の下の骨の縁を人差し指と中指でそっとなでるように、四白は息を吐きながら5秒ほどゆっくり上に押し上げ、息を吸いながら力を抜く、を5回ほど繰り返すイメージで行ってみて。眼球そのものを押さないよう、必ず骨の縁を意識するのが安全に行うポイントよ。

陽白(ようはく)・眉中(びちゅう)|眉の上と眉の真ん中

眉の真ん中にあるのが眉中、そこから親指の幅1本分ほど上にあるのが陽白よ。まぶたの重だるさや目のまわりの緊張をゆるめたいときに押したいツボね。

人差し指と中指をそろえて、左右に細かく揺らしながら10秒ほど刺激してみて。花粉症の季節はまぶたが腫れぼったく感じやすいから、朝のメイク前や夜のスキンケアのついでに取り入れるのもおすすめよ。

※画像はAIによるイメージ

天柱(てんちゅう)・風池(ふうち)|後頭部の髪の生え際

首の後ろの太い筋肉の外側、髪の生え際のくぼみにあるのが天柱。そこから指1本分外側にあるのが風池よ。どちらも東洋医学の書籍で「目に関わるツボ」として紹介されることが多く、目とその周辺の巡りを促すのに役立つとされているわ。

両手の親指をそれぞれのツボに当て、残りの4本の指で後頭部を包むようにつかみ、親指でツボを押しながら他の指で頭皮をつかみもみする感じで行うのがコツ。息を吐きながら5秒かけてゆっくり押し、息を吸いながら力を抜く、を左右5回ずつ繰り返すと、頭がじんわりぽかぽかしてくるのを感じられるはずよ。


ツボ押し以外にもできる、花粉症の目のかゆみ対処法

ツボ押しはあくまで補助的なセルフケア。花粉症の目のかゆみを和らげるには、あわせて次のポイントも押さえておきたいわね。

  • こすらないことを徹底する:かゆくても指でこすると結膜や角膜に細かい傷がつき、かえって症状が悪化しやすくなるの
  • 冷やして炎症を落ち着かせる:花粉症などアレルギー性のかゆみには、冷たいおしぼりや保冷剤を目の上に当てるのが効果的とされているわ。温めると血流が増えてかゆみが強まりやすいとされるので、この場合は逆効果になりやすいの
  • 抗アレルギー成分入りの目薬を選ぶ:市販薬を使うなら「抗アレルギー剤配合」の表示があるものを目安にすると選びやすいわ。症状が強い場合は自己判断で長く使い続けず、眼科や薬剤師に相談してね
  • 花粉が肌についたままにしない:まぶたや目のまわりに花粉が付着すると、かゆみだけでなく肌荒れ(花粉皮膚炎)を起こすこともあるので、外から帰ったら顔まわりを洗い流す習慣も大切ね

ツボ押しをするタイミングとしては、洗顔で花粉を洗い流したあと、あるいは目薬をさしたあとに行うと、血流促進と薬液のなじみやすさの両方が期待できて一石二鳥よ。


花粉症以外の目のかゆみとの見分け方

「目がかゆい=花粉症」とは限らないの。目やにの色や量、充血の様子によって、原因が全く違うケースがあるから注意しておきたいわ。

例えば、黄色や緑色っぽいクリーム状の目やにが増えている場合は、細菌性の結膜炎の可能性があるわ。かゆみよりも目やにやゴロゴロ感が目立つのが特徴とされているの。

また、片目から始まって数日後にもう片方にも症状が広がる場合や、耳の前・あごの下のリンパ節が腫れる場合は、アデノウイルスによる「はやり目」のようなウイルス性結膜炎の可能性も考えられるわ。人にうつるタイプなので、こちらはツボ押しでのセルフケアだけに頼らず、早めに眼科を受診したほうが安心ね。

ツボ押しを続けても目のかゆみが改善しない、充血が3日以上続く、目やにの量や色がいつもと違う、といったときは、花粉症だと思い込まずに一度眼科で診てもらうことをおすすめするわ。


考察|「押す」というセルフケアが花粉シーズンに向いている理由

ここからは私見を交えて考えてみたいの。わたしは以前、化粧品や健康食品の対面販売の仕事に10年近く携わっていて、花粉の季節になると「目がかゆくて仕事にならない」と話すお客さまに、毎年のように接してきたわ。

その経験の中でよく見てきたのが、多くの方が無意識にしている「目のまわりを触る」という行動そのものなの。かゆいからこする、という反射を完全にゼロにするのは、実際にはとても難しいのよね。

だからこそ、「こする代わりに押す」という選択肢をあらかじめ用意しておくことには、大きな意味があると筆者としては考えているの。かゆみへの衝動を、こすって悪化させる方向ではなく、ツボを押してケアする方向へすり替えられるからよ。

さらに、天柱や風池のような後頭部のツボは、目だけでなく首や肩のこわばりにもアプローチできる場所。花粉症のシーズンは、くしゃみや鼻づまりで無意識に首や肩に力が入っている方も多いから、目のケアのついでに全身の緊張もゆるめられるのは、忙しい毎日を送る人にとって嬉しいポイントだと思うわ。

一方で、ツボ押しには即効性の高い薬のような強い効果は期待しにくいという点も、正直にお伝えしておきたいの。あくまで血流を促し、リラックスを助ける補助的なケアという位置づけで捉えて、症状がつらいときは無理せず眼科や薬剤師に相談する、という姿勢を忘れないでほしいわ。

今後、花粉の飛散量は温暖化の影響で長期的に増える傾向にあるとも言われていて、花粉症とうまく付き合う「セルフケアの引き出し」を持っておくことの重要性は、これからさらに増していくとわたしは見ているの。ツボ押しは道具も費用もいらず、外出先でも取り入れられる手軽さがあるから、目薬や冷却ケアと並ぶ「もう一つの選択肢」として、これからも多くの人に知っておいてほしい方法だと感じているわ。

個人的には、洗顔後や目薬のあとの数分間を「ツボ押しタイム」として習慣づけるのが、無理なく続けやすいと感じているの。子どものお迎え前や、仕事の合間のちょっとした休憩時間に取り入れるだけでも、目のまわりの重だるさが軽くなる方は多いはずよ。


よくある質問

ツボ押しは花粉症の目のかゆみに毎日やってもいい?

基本的には毎日続けても問題ないとされているわ。ただし、強く押しすぎたり長時間こすり続けたりするのは逆効果になるので、1回あたり5〜10分程度を目安に、心地よいと感じる強さで行うのがポイントよ。

ツボを押してもかゆみが治まらないときはどうすればいい?

ツボ押しはあくまで血流を促す補助的なケアなので、それだけで強いかゆみが完全になくなるとは限らないの。抗アレルギー成分入りの目薬と併用しても改善しない場合や、目やに・充血がひどい場合は、早めに眼科を受診してほしいわ。

コンタクトをつけたままツボを押しても大丈夫?

目のまわりを軽く触れる程度のツボ押しであれば大きな問題はないとされているけれど、目頭や目の下のツボを押す際に強く押しすぎるとレンズがずれることがあるの。心配な場合はコンタクトを外してから行うと安心よ。

花粉症の目のかゆみは、我慢してこすり続けるほど悪化しやすいもの。だからこそ、天柱・風池・攢竹・晴明・太陽・四白・承泣といったツボを覚えておいて、かゆみを感じた瞬間に「こする」を「押す」に置き換える習慣をつくってみてね。冷やすケアや抗アレルギー目薬と組み合わせながら、あなたの毎日に無理なく取り入れてもらえたら嬉しいわ。