夜泣きに付き合い続けて、朝から頭がガンガン痛い……その正体は、慢性的な寝不足からくる首・肩の筋肉のこわばりと自律神経の乱れであることが多いのよ。
結論から言うと、夜泣き対応中の頭痛は「我慢して乗り切るもの」ではなく、早めにケアを始めるべき体からのサインなの。
まずはそこから、一緒に整理していきましょうね。
夜泣きの後の頭痛、なぜこんなに続くの?
結論から言うと、夜泣き対応による慢性的な睡眠不足は、首や肩の筋肉の緊張を招き、それが頭痛として現れやすいの。
わたし自身、対面販売の仕事で立ちっぱなしの毎日を送っていた頃、肩や首がガチガチに固まって頭痛に悩まされた経験があるから、これは本当によく分かるわ。
実際に、ある鍼灸院が公式サイトで公開している症例レポートには、30代の子育て中の女性が「1日中続くひどい頭痛」を主訴に来院したケースが記録されているの。
この方はもともと頭痛持ちだったけれど、子どもが生まれてから症状が悪化。夜泣きが酷く毎晩あやし続け、抱っこしながらソファに寄りかかって仮眠を少しずつ取るという生活で、「毎日寝た気がしない」状態が続いていたそう。
そのため毎朝起きた時点で頭痛があり、すでに市販薬も効かなくなっていたというから、かなり深刻ね。
視診・触診では、首や肩の全体的な浮腫み、皮膚表面のベタつきが確認されたそうよ。
これは交感神経が緊張し続けているサインだと記録されているの。
軽く押しただけでも痛みがあり、後頭部や側頭部を押すとそこから頭痛が広がる感覚があったそうよ。
片道2時間という長い通勤に加え、在宅ワークの日も子どもがいて集中できない状況で、心身を休めるタイミングがどんどん失われていた——これが頭痛の背景にあったの。
この症例が教えてくれるのは、「夜泣き対応だけ」が原因なのではなく、通勤や仕事の緊張が重なることで、体を休める隙間がゼロに近づいてしまうという構図だと、わたしは受け止めているわ。
片頭痛と緊張型頭痛、夜泣き中に多いのはどっち?
結論から言うと、夜泣き対応中に起こりやすいのは、首や肩のこわばりが原因の「緊張型頭痛」タイプであることが多いの。
コアラマットレス公式ブログを監修する医師・松岡雄治さんによると、強い感情の動きやストレス、そして首・肩・顔の筋肉の緊張が頭痛の引き金になることがあるとされているわ。
頭痛には大きく分けて「片頭痛」と「緊張型頭痛」の2タイプがあるとされていて、症状の傾向を整理すると次のようになるの。
| 特徴 | 片頭痛 | 緊張型頭痛 |
|---|---|---|
| 痛みの質 | こめかみがズキズキ脈打つ | 頭の両側・後頭部が締め付けられる |
| 動作との関係 | 体を動かすと悪化しやすい | 日常動作では悪化しにくい |
| 伴う症状 | 吐き気、光・音への過敏 | 吐き気は目立ちにくい |
| 対処の傾向 | 冷やすと楽になりやすい | 温めると楽になりやすい |
同じ姿勢で長く赤ちゃんを抱っこしていたり、あやしながら歯を食いしばったりすると、首や肩の筋肉が緊張し、緊張型頭痛に似た痛みが出やすくなる——これはまさに、夜泣き対応中のママ・パパの姿勢そのものよね。
私見だけれど、抱っこしながらの仮眠は体を丸めた不自然な姿勢になりがちだから、筋肉への負担は想像以上に大きいと思うの。
自分がどちらのタイプに近いか、この表を目安にチェックしてみてほしいわ。
治療の現場ではどんなアプローチが取られている?
結論から言うと、首まわりの筋肉のこわばり(トリガーポイント)にピンポイントでアプローチすることで、頭痛や睡眠の質が改善したという症例が報告されているの。
先ほどの症例では、胸鎖乳突筋・頭半棘筋・頭板状筋といった首まわりの筋肉に鍼治療でアプローチしたところ、1回目の治療直後からスッキリと軽くなったそうよ。
1週間ほど頭痛が気にならない日が多かったと記録されているの。
2回目の治療後には、1週間ほとんど頭痛を発症しなくなり、毎日快適に過ごせるようになって仕事にも集中できるようになったそう。

治療を担当した院では「頭痛症状では頸部の筋肉に形成されたトリガーポイントへのアプローチがとても重要」だと説明しているわ。
「昼間は仕事、夜はお子さんの夜泣きの面倒を見るなどフルタイムで脳を使っているような状態で常に交感神経緊張状態にあった」と分析されているの。
常に緊張が続くことで、心身を休めるタイミングが無意識に分からなくなり、脳疲労が溜まり続けてきちんとした睡眠も取れず、その状態で仕事に行きさらにストレスが溜まる……という悪循環に陥っていたと考えられているわ。
同じ鍼灸院の別の症例では、不眠に悩む50代男性が頚部のトリガーポイント治療を重ねたことで、施術8回目には睡眠導入剤なしで朝まで眠れるようになったという記録もあるの。
こちらのケースでは、「人が眠りに着く際には副交感神経が優位にならないといけないが、首が凝ると交感神経優位になり、寝付きが悪くなったり眠りが浅くなったりする」と説明されているわ。
夜泣き対応で首や肩がこり固まっている状態は、まさにこの「眠りにくい体」を作ってしまっている可能性があるのよね。
こうした症例はあくまで個別の記録であり、効果を保証するものではないけれど、「首のこわばりと頭痛・睡眠の質はつながっている」という視点は、覚えておいて損はないと思うの。
今日からできるセルフケアと、受診の目安
結論から言うと、応急処置としての冷やす・温めるケアに加えて、首まわりを軽く動かすセルフケアを日課にすることをおすすめしたいの。
コアラマットレスの記事では、ズキズキと脈打つような痛みには額やこめかみを冷やすこと、頭を締め付けるような痛みで首や肩がこわばっている場合は温めることが挙げられているわ。
ただし、これらはあくまで一時的な対症療法。首の筋肉のこり自体を改善しないと、根本的な解決にはならないというのが正直なところだと思うの。
そこでわたしがおすすめしたいセルフチェックとケアは、次の3つよ。
- 抱っこしながら仮眠を取った後は、首をゆっくり左右に倒すストレッチを30秒だけでもやってみる
- 授乳・抱っこの合間に、肩をすくめて一気に落とす動作を5回繰り返し、肩まわりの緊張をリセットする
- 水分補給と軽い間食を、赤ちゃんのお世話の合間に意識してタイマーで区切る
これらは治療の代わりにはならないけれど、症例で語られていた「常に交感神経が緊張した状態」を少しでも緩める助けになると考えているわ。
一方で、コアラマットレスの記事が指摘するように、突然の激しい頭痛や、手足のしびれ、ろれつが回らないといった症状がある場合は、寝不足のせいと自己判断せず、速やかに医療機関を受診することも忘れないでほしいの。
わたしなりの目安としては、①市販薬が効かなくなってきた、②頭痛が週の半分以上続いている、③首を押すと頭痛が誘発される感覚がある——この3つのうち2つ以上に当てはまるなら、自己ケアだけで抱え込まず、頭痛外来や鍼灸院など専門家への相談を検討するタイミングだと思うわ。
赤ちゃんの夜泣き自体は、いつまで続くもの?
結論から言うと、夜泣きは生後6ヶ月頃から1歳半頃が最もひどく、2歳を過ぎる頃には落ち着いていくケースが多いとされているの。
医療情報サイト「ユビー病気のQ&A」を監修する埼玉医科大学総合医療センター小児科の井上信明医師によると、夜泣きは一般的に生後6ヶ月頃から1歳半頃が最もひどくなる時期とされているわ。
多くは2歳を過ぎると睡眠サイクルが安定してきて見られなくなっていくと考えられているそうよ。
樋屋製薬のコラムでも、夜泣きは生後2、3ヶ月頃から始まり、9ヶ月頃にピークを迎え、1歳を過ぎる頃から少しずつ治まると言われている、と紹介されているの。
つまり、今つらい夜泣きの時期も、永遠には続かないということね。
ただ、渦中にいるママ・パパにとっては「いつか終わる」と分かっていても、今この瞬間の頭痛やしんどさが軽くなるわけではないのが現実よね。
だからこそ、終わりを待つだけでなく、今できるセルフケアを並行して取り入れてほしいと思うの。

私見:寝不足の頭痛は「我慢するもの」にしないでほしい
ここからは、リサーチャーとしてのわたしなりの見解を書かせてもらうわね。
今回紹介した症例で印象的だったのは、「もう既に薬は効かない」という状態になるまで、この女性が頭痛を抱え込んでいたという点なの。
対面販売の現場に長く立っていたわたしの経験からしても、体の不調のサインは、初期段階では意外と見過ごされがちだと感じているわ。
「子育て中だから当たり前」「みんな通る道だから」と、自分の不調を後回しにしてしまう人がとても多いのよね。
でも、鍼灸院の記録にあった通り、首や肩に形成された筋肉のこわばりにきちんとアプローチすることで、頭痛だけでなく睡眠の質そのものが改善するケースがあるというのは、覚えておいて損はない情報だと思うの。
睡眠時間そのものを長くするのが難しい夜泣き期でも、「短時間でも質の良い休息を取れる体の状態にしておく」という視点は持っておきたいところね。
個人的には、夜泣き対応中の頭痛は「体からの助けてサイン」だと捉えるのが良いと考えているわ。
我慢して乗り切るものではなく、①先ほど紹介したセルフチェックの目安に当てはまるかを確認する、②当てはまるなら早めに専門家へ相談する、という2段階で向き合ってほしいのよね。
夜泣きという期間限定の大変さに、頭痛という慢性的な不調まで上乗せして耐え続ける必要はないと、筆者としては強く思うわ。
まとめ
夜泣き対応による寝不足は、首や肩の筋肉の緊張を招き、それが頭痛として現れやすいことが分かったわね。
片頭痛と緊張型頭痛では対処法が異なり、夜泣き対応中は特に緊張型頭痛タイプの痛みが起こりやすいの。
鍼灸院の症例では、頸部の筋肉へのアプローチによって頭痛や睡眠の質が改善したケースが報告されている一方、日々のセルフケアや水分補給といった小さな積み重ねも大切よ。
赤ちゃんの夜泣き自体は多くの場合2歳頃までに落ち着いていくとされているけれど、その間の体の不調は、決して「仕方ないもの」として我慢し続けなくていいはずよ。
つらい症状が続く時は、ひとりで抱え込まず、専門家に相談する選択肢も視野に入れてみてね。
よくある質問
夜泣き対応中の頭痛は、寝不足だけが原因ですか?
寝不足による首・肩の筋肉の緊張が大きな要因と考えられていますが、水分不足や空腹が重なることでも頭痛が起こりやすくなるとされています。抱っこ中の姿勢のこわばりも影響する可能性があります。
頭痛がひどい時、温めたほうがいいですか、冷やしたほうがいいですか?
こめかみがズキズキ脈打つタイプの痛みには冷やすこと、頭を締め付けるように重く痛み首や肩がこわばっているタイプには温めることが向いているとされています。判断に迷う場合は無理に試さず、まず刺激を避けて休むことが勧められています。
夜泣きはいつまで続きますか?
一般的に生後6ヶ月頃から1歳半頃が夜泣きが最もひどくなる時期とされ、多くは2歳を過ぎる頃には睡眠サイクルが安定し、落ち着いていくと考えられています。ただし個人差があり、2歳、3歳まで続く子もいるとされています。


