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1歳3ヶ月で夜泣きが突然始まった…急な変化の理由と対処法

夜中に目を覚ました1歳3ヶ月の子どもに静かに寄り添いながら様子を確認する保護者 日傘

1歳3ヶ月で夜泣きが突然始まったら、まず体調を確認し、その後に生活リズムや昼寝、寝室など「直前に変わったこと」を探すのがポイントです。

今まで眠れていた子が急に夜中に泣き始めると、「1歳3ヶ月になったから?」「何か病気なの?」と不安になるものです。

けれど、最初から原因を一つに決める必要はありません。安全・体調→直近の変化→睡眠環境→記録→必要なら相談という順番で見ていくと、夜中でも状況を整理しやすくなります。

1歳3ヶ月で夜泣きが突然始まるのはなぜ?

1歳3ヶ月の突然の夜泣きには、睡眠リズムや昼寝、日中の活動、寝室環境などの変化が関係することがあります。一方、体調不良による夜間覚醒もあるため、年齢だけで「よくある夜泣き」と決めつけないことが大切です。

1歳3ヶ月は、1〜2歳の幼児期にあたります。

厚生労働省の「こどもの睡眠」では、米国睡眠医学会による目安として、1〜2歳児には昼寝を含めて1日11〜14時間の睡眠が推奨されていると紹介されています。

同じ資料では、子どもの睡眠には個人差があり、日本の子どもの睡眠時間は平均すると推奨時間を下回る、あるいは下限付近にあることも説明されています。

つまり、1歳を過ぎたからといって「毎晩朝まで同じように眠れる」とは限りません。

睡眠は、その日の昼寝、活動、起床時刻、就寝前の過ごし方など、24時間の生活とつながっています。

米国小児科学会の保護者向け情報でも、毎日の起床時刻、食事、昼寝、遊びなどをなるべく一定にすることが、子どもの睡眠習慣を整える助けになるとされています。

だから、「昨日まで寝ていたのに」という変化が起きたとき、わたしがまず注目したいのは月齢そのものより、夜泣きが始まった前後で何が変わったのかです。

昼寝がいつもより遅くなった。

朝寝坊した日が続いた。

旅行や帰省をした。

保育園など日中の環境に変化があった。

夕方に眠ってしまった。

寝る前まで興奮する遊びをしていた。

鼻水や咳が出始めた。

暑さや寒さで寝苦しくなった。

こうした変化が一つだけではなく、いくつか重なっていることもあります。

一方で、「1歳3ヶ月だから夜泣きする」「発達している証拠だから心配ない」と一律に言うこともできません。

夜に泣いて起きるという現象だけでは、その理由を家庭で特定できないからです。

昨日まで静かだった夜に、突然小さな波が立つ。

そんなときほど、「原因はこれだ」と急いで名前をつけるより、まず目の前の子どもに起きている変化を一つずつ確認することが大切です。


1歳3ヶ月の突然の夜泣きは何から確認する?5段階で整理

突然の夜泣きでは「①安全・体調→②直近の変化→③睡眠環境→④記録→⑤必要なら相談」の順番で確認すると、原因探しに振り回されにくくなります。

わたしは保育や子どもの行動を見てきた経験から、突然の変化ほど「原因当て」より「変化探し」が役立つと感じています。

夜泣きも同じです。

確認する順番を次の5段階に分けてみましょう。

順番 確認すること 見るポイント
1 安全・体調 呼吸、顔色、発熱、食欲、水分、嘔吐・下痢、痛がる様子
2 直近の変化 起床、昼寝、外出、活動量、保育環境、体調の変化
3 睡眠環境 室温、寝具、明るさ、音、就寝前の刺激
4 記録 泣いた時刻、長さ、昼寝、症状、落ち着いた方法
5 相談 普段と明らかに違う状態、症状がある、家庭での対応が難しい場合

最初に見るべきなのは、「眠るかどうか」ではなく「安全かどうか」です。

そのあとで生活や睡眠を考えます。

この順番にする理由は単純です。

体調が悪くて泣いている子に、生活リズムだけを整えようとしても問題は解決しません。

反対に、昼間は普段どおり元気で、呼吸や食事、水分にも大きな変化がなく、生活スケジュールだけが大きく変わっていたなら、その情報が家庭でできる調整の手がかりになる可能性があります。

保護者がするのは診断ではなく、観察です。

ここを分けて考えると、夜中の不安も少し整理しやすくなります。


まず確認|夜泣きだけでなく体調に変化はない?

突然激しく泣き始めた場合は、発熱の有無だけでなく、呼吸、顔色、食事や水分、嘔吐・下痢、痛がる様子、昼間の元気なども確認してください。

夜中に何度も起こされると、頭の中は「どうすれば寝てくれる?」でいっぱいになります。

でも突然始まった夜泣きなら、寝かしつけを工夫する前に普段との違いを見ておきたいところです。

たとえば、

  • 呼吸が普段より苦しそうではないか
  • 顔色や唇の色がおかしくないか
  • 発熱していないか
  • 咳や鼻づまりが強くないか
  • 食事や水分を普段どおり取れているか
  • 嘔吐や下痢など別の症状がないか
  • 耳やお腹などを痛がるような様子がないか
  • 昼間もぐったりしていなかったか
  • いつもの泣き方と明らかに違わないか

などです。

ここで忘れたくないのは、「夜に泣く=すべて夜泣き」とは限らないことです。

特に呼吸の異常は、眠らせ方を考えるより優先して確認したいサインです。

環境再生保全機構のぜん息関連資料では、ぜん息発作時には気管支が収縮して空気の通り道が狭くなり、息苦しさが生じると説明されています。発作時の対応についても、姿勢や呼吸状態を見ながら、処方された発作治療薬などを医師の指示に沿って使用することが前提になっています。

これは「突然の夜泣き=ぜん息」という意味ではありません。

夜間に泣いているときでも、明らかに息苦しそうであれば、「夜泣きだから」と決めつけないことが重要だという意味です。

※画像はAIによるイメージ

泣いている最中は、当然ながら呼吸も速くなります。

そのため、可能であれば少し落ち着いたときの呼吸や顔色も見てください。

呼吸が明らかに苦しそう、顔色が悪いなど、緊急性を疑う状態があれば、寝かしつけを続けるのではなく医療機関への相談・受診を優先します。

また、すでにぜん息などで治療を受けている子どもについては、発作時に使用する薬を含め、あらかじめ主治医から説明された対応に従うことが大切です。

夜泣きを理由に、処方されていない薬を自己判断で使用するものではありません。


体調に大きな変化がなければ「直前の変化」を探す

昼間は元気で明らかな体調異常が見当たらない場合は、夜泣きが始まる直前の数日間を振り返ってみましょう。

ここで見るのは、「理想的な生活ができているか」ではありません。

見るべきなのは、以前と比べて変化した部分です。

たとえば昼寝です。

昼寝をしなかった。

いつもより短かった。

反対に、午後遅くまで長く眠った。

こうした違いがなかったでしょうか。

NHS(英国国民保健サービス)の幼児の睡眠に関する案内でも、夜の睡眠を整えるため、夕方近くの長い昼寝を避けることなどが紹介されています。

だからといって、「昼寝が長い=必ず夜泣きする」という単純な関係ではありません。

重要なのは、その子自身のいつもの流れから大きくずれていないかを見ることです。

次に確認したいのが、朝から夜までの生活リズムです。

厚生労働省の「こどもの睡眠」では、1〜2歳児の睡眠時間の目安が昼寝を含め11〜14時間と紹介されています。

ただし、この数字は「必ず13時間眠らせる」といったノルマではありません。

子どもの必要睡眠時間には個人差があります。

むしろ、睡眠時間の数字だけを見るより、

「最近、朝起きる時間が2時間ほど遅くなっていないか」

「昼寝の時間帯が後ろにずれていないか」

「就寝時刻が日によって大きく違っていないか」

といった生活全体の変化を見るほうが実用的です。

米国小児科学会も、起床、食事、昼寝、遊びなどの日課をできるだけ一定に保つことを、子どもの健康的な睡眠習慣につながる方法として紹介しています。

夜だけを直そうとせず、朝から夜までを見る。

これは1歳3ヶ月の夜泣きを考えるときの大事な視点です。


1歳3ヶ月の夜泣きで見直したい睡眠環境と寝る前の過ごし方

生活リズムとともに、寝室の明るさや音、暑さ・寒さ、就寝前の刺激にも最近の変化がなかったか確認しましょう。

夜というのは、大人には静かな時間でも、小さな子どもにとっては日中から続く一日の最後です。

寝る直前まで明るい画面を見ていた。

いつもより賑やかな場所で過ごした。

帰宅が遅くなった。

寝室が暑くなった。

鼻づまりで眠りにくそうだった。

こうした小さな違いでも、その日の眠り方が普段と変わることは考えられます。

NHSは、幼児の就寝前30〜60分はパソコン、タブレット、スマートフォンなどの画面を避けること、夜中に起きた場合は刺激を増やさず照明をつけないなど、静かな対応を勧めています。

ここでのポイントは、夜中に目を覚ました子を「疲れさせれば眠る」と考えて遊ばせることではありません。

まず体調に問題がないことを確認したうえで、夜は夜らしい静かな環境を保ちます。

抱っこで安心するなら抱っこする。

そばにいることで落ち着くなら寄り添う。

寝具や衣服が暑すぎたり寒すぎたりしないか確認する。

必要以上に照明を明るくしたり、遊びを始めたりせず、なるべく刺激を増やさないようにします。

※画像はAIによるイメージ

ただし、ここでも「この方法なら必ず寝る」というものはありません。

昨日は抱っこで眠ったのに、今日はなかなか眠らない。

昨日は数分で落ち着いたのに、今日は長く泣く。

1歳3ヶ月の子どもの眠りは、毎晩まったく同じにはなりません。

だから一晩うまくいかなかっただけで、「寝かしつけ方を間違えた」と考える必要はありません。

大事なのは、刺激を増やしすぎない環境をつくりながら、その子が普段安心できる方法を選ぶことです。


突然の夜泣きは「3日前まで」と比べると見えやすい

突然夜泣きが始まったときは、同じ年齢の子と比較するより、数日前までのわが子と比べてみてください。

「1歳3ヶ月なら、何回起きるのが普通ですか?」

夜泣きについて調べていると、そんな基準が欲しくなるかもしれません。

けれど、睡眠には個人差があります。

同じ1歳3ヶ月でも、昼寝の長さ、活動量、就寝時刻、食事、発達の様子、安心する方法は違います。

だからわたしは、「平均的な1歳3ヶ月」と比べる前に、数日前のその子自身と比べることをおすすめします。

たとえば夜泣きが突然始まった日の前後を思い出してみます。

  • 朝起きる時間が変わった
  • 昼寝が遅くなった
  • 外出や旅行、帰省があった
  • 保育園など日中の環境に変化があった
  • 新しい遊びや経験が増えた
  • 夕方に眠ってしまった
  • 寝る時間が遅くなった
  • 咳や鼻水が出始めた
  • 食欲や機嫌が普段と少し違った
  • 寝室の温度や寝具が変わった

ここから「原因は外出だ」「鼻水が原因だ」と家庭だけで断定する必要はありません。

見るのは因果関係ではなく、変化の前後です。

これは行動観察ではとても大切な考え方です。

「この年齢だから」と大きなくくりで見ると、その子自身の小さな変化が隠れてしまいます。

突然始まったなら、突然変わったものはなかったか。

この視点を持っておくだけでも、生活面を見直すべきなのか、体調について相談したほうがよいのかを整理しやすくなります。


1歳3ヶ月の突然の夜泣きは記録すると相談しやすい

夜泣きが何日か続く場合は、就寝・覚醒時刻だけでなく、昼寝と体調を短く記録しておくと変化をつかみやすくなります。

記録といっても、育児日記のように細かく書く必要はありません。

たとえば、

「21時就寝。1時10分に泣く。20分ほどで落ち着いた」

「昼寝14時30分〜16時。いつもより遅い」

「夕方から鼻水あり」

「夜中2回起きた。昼間は元気」

この程度で十分です。

※画像はAIによるイメージ

わたしが記録をおすすめするのは、生活を数字で管理するためではありません。

疲れている大人の記憶を助けるためです。

午前2時に起こされ、もう一度午前4時に起こされる。

翌朝も家事や仕事、育児が続く。

そんな日の夜になって、「昨日は何時に起きたんだっけ」と正確に思い出すのは難しいものです。

数日分を並べるだけでも、

「毎日ほぼ同じ時間に起きている」

「昼寝が遅かった日に眠りにくそう」

「夜だけではなく昼間の元気も落ちてきた」

など、記憶だけでは見えにくかった違いに気づく場合があります。

さらに医療機関などへ相談するときも、

「最近よく泣きます」

だけより、

「3日前から夜中に2〜3回起きるようになり、昨日から鼻水も出ています」

のように具体的に伝えられます。

診断するためではなく、状況を伝える材料を残す

それが記録の役割です。


夜泣きだけと思わず相談・受診を考えたいのはどんなとき?

呼吸が明らかに苦しそう、顔色が悪い、食事や水分が取れないなど、夜泣き以外にも普段と大きく違う症状がある場合は医療機関への相談を考えてください。

「何日続いたら病院へ行く」という日数だけで、一律に判断することはできません。

見るべきなのは、夜泣きの回数だけではなく子どもの全身状態です。

たとえば、

  • 呼吸が明らかに苦しそう
  • 顔色や唇の色がおかしい
  • 発熱など別の症状がある
  • 食事や水分が十分に取れない
  • 嘔吐や下痢を伴っている
  • 強い痛みを疑うような様子がある
  • 昼間も普段より明らかに元気がない
  • 保護者から見て「いつもと明らかに違う」

といった場合です。

呼吸器疾患については、環境再生保全機構の資料でも、ぜん息発作によって気管支が狭くなることで息苦しさが生じることや、症状に応じて医療機関への相談が必要になることが示されています。

繰り返しますが、夜泣きが喘息を意味するわけではありません。

ここで伝えたいのは、夜に泣いているという一点だけを見て、身体の異常を「いつもの夜泣き」と片づけないことです。

「何かいつもと違う」と感じたとき、その感覚も一つの観察情報です。

毎日その子を見ている人だからこそ気づける変化があります。

家庭で病名を決める必要はありません。

体温、呼吸、食事、水分、嘔吐や下痢、泣き始めた時期、昼間の様子などを整理し、必要に応じて小児科などへ伝えてください。


1歳3ヶ月の突然の夜泣きは「夜だけ直さない」のがポイント

ここからは、保育と行動観察に関わってきた筆者としての私見です。

1歳3ヶ月の夜泣きを考えるとき、わたしが最も大切だと思うのは、夜だけを切り取って解決しようとしないことです。

検索すると、どうしても「夜泣きを止める方法」「すぐ寝る方法」が気になります。

眠れない夜なら、それは当然です。

時計が午前2時を回れば、「理由より、とにかく寝てほしい」と思うでしょう。

けれど睡眠は、一日の最後に突然始まるものではありません。

朝起きる。

食べる。

遊ぶ。

昼寝をする。

外の光を浴びる。

誰かと関わる。

夕方になり、夜になる。

その一日の流れの先に眠りがあります。

だから突然夜泣きが始まったら、

**1.安全と体調を確認する。
2.数日前からの生活の変化を見る。
3.寝る前と寝室の刺激を見直す。
4.数日だけ記録する。
5.普段と違う症状があれば相談する。**

この順番で考えるのが、わたしにはいちばん現実的に思えます。

この方法なら、「1歳3ヶ月なら普通だから」と体調変化を見逃すことも、「急に泣いたから重大な病気に違いない」と一つの可能性だけに傾くことも避けやすくなります。

そしてもう一つ、大切なのは大人の状態です。

何度も夜中に起こされれば、保護者も眠れません。

睡眠不足が続けば、普段なら気にならない小さなことまで重たく感じることがあります。

「子どもを大切にしたい」という気持ちと、「もう眠りたい」という気持ちは矛盾しません。

家族内で対応を交代できるなら交代する。

相談できる人がいるなら頼る。

夜泣きだけでなく保護者の負担も大きくなっているなら、健診や小児科などで相談する。

子どもの眠りを整えることと、大人が消耗しすぎないことは、別々の問題ではないとわたしは考えています。


まとめ|1歳3ヶ月で夜泣きが突然始まったら5つの順番で確認

1歳3ヶ月で夜泣きが突然始まったら、まず「この月齢ならよくある」と決めつけず、安全と体調を確認することから始めましょう。

明らかな体調異常が見当たらなければ、次に起床時刻、昼寝、外出、日中の活動、寝る前の過ごし方、寝室環境など、夜泣きが始まる直前に変わったことがなかったか振り返ります。

厚生労働省が紹介する睡眠時間の目安では、1〜2歳児は昼寝を含め11〜14時間です。ただし必要な睡眠時間には個人差があるため、数字だけで良し悪しを判断するものではありません。

夜中に起きたときは、体調を確認したうえで照明や遊びなどの刺激を増やしすぎず、普段その子が安心できる方法で寄り添います。NHSでも、夜間に目覚めた幼児には刺激を増やさず、照明を抑える対応が紹介されています。

そして突然の夜泣きが続くなら、「よその1歳3ヶ月」と比べるのではなく、数日前までのわが子との違いを簡単に記録してみてください。

安全・体調。

直近の変化。

睡眠環境。

記録。

必要なら相談。

この5つを順番に見ることで、「何が原因なのだろう」と暗い寝室で迷い続けるより、次に確認すべきことが見えやすくなります。

子どもの眠りは、季節の空のように毎晩まったく同じではありません。

穏やかな夜のあと、突然風が吹くこともあります。

そんな夜ほど、答えを急いで一つに決めるのではなく、「昨日までと何が違うだろう」と小さな変化を拾っていくこと。

その観察が、家庭で様子を見るのか、生活を調整するのか、医療機関へ相談するのかを判断する一歩になります。


よくある質問

1歳3ヶ月になって突然夜泣きが始まることはありますか?

あります。

1歳3ヶ月ごろでも、昼寝や起床・就寝時刻、日中の活動、寝室環境などが変われば、夜間の眠り方が以前と変わることは考えられます。

ただし、「1歳3ヶ月だから夜泣きする」と年齢だけで判断することはできません。

急に始まった場合は、生活面だけでなく発熱、呼吸、顔色、食欲、水分、昼間の元気など、普段と違う体調変化がないかも確認してください。

1歳3ヶ月は1日に何時間くらい寝るのが目安ですか?

厚生労働省「こどもの睡眠」では、米国睡眠医学会による推奨として、1〜2歳児は昼寝を含め1日11〜14時間が目安と紹介されています。

ただし、必要な睡眠時間には個人差があります。

「12時間眠らなかったから異常」と数字だけで判断せず、日中の元気や生活リズムも含めて見てください。

1歳3ヶ月の夜泣きではどう寝かしつければいいですか?

まず発熱や呼吸状態など、体調に問題がないか確認します。

そのうえで、夜中は照明を明るくしたり遊びを始めたりせず、刺激を増やしすぎない環境をつくり、抱っこやそばにいるなど、その子が普段安心できる方法で対応します。

NHSも幼児が夜間に目覚めた場合、できるだけ刺激を与えず照明を抑える方法を案内しています。

突然の夜泣きは何日続いたら病院へ行くべきですか?

「○日続いたら必ず受診」という日数だけで一律に判断するのではなく、夜泣き以外の症状と普段との差を見ることが重要です。

呼吸が明らかに苦しそう、顔色が悪い、発熱や嘔吐・下痢などの症状を伴う、食事や水分が取れない、昼間も明らかに元気がないなどの場合は、小児科などへの相談を検討してください。

緊急性を感じる状態では、夜泣き対策を続けるより医療につなげる判断を優先します。

夜泣きの記録には何を書けばいいですか?

細かな育児日記にする必要はありません。

就寝時刻、夜中に起きた時刻、泣いていた時間、昼寝、体調、普段と違った出来事の6点ほどで十分です。

数日分を並べることで、「昼寝が遅れた日」「鼻水が出始めた日」「夜泣きが増えた日」などの前後関係を整理しやすくなります。

医療機関へ相談するときにも、状況を具体的に伝える材料になります。


参考にした公的・専門情報

この記事では、子どもの睡眠について厚生労働省「e-ヘルスネット こどもの睡眠」を参照しました。同資料では、米国睡眠医学会による年齢別睡眠時間として、1〜2歳児は昼寝を含め11〜14時間が推奨されていること、日本の子どもの睡眠時間には短さがみられることなどが説明されています。

生活リズムと睡眠については、米国小児科学会の保護者向け情報も確認しました。起床、食事、昼寝、遊びなどを含め、毎日の生活をできるだけ一定にすることが健康的な睡眠習慣を支える方法として紹介されています。

夜間の環境については、英国NHSの幼児の睡眠情報を参照しました。就寝前の画面使用を避けることや、夜中に起きた場合には刺激を増やさず、照明を抑えて対応することなどが案内されています。

また、呼吸器症状については環境再生保全機構のぜん息関連資料を確認しています。ぜん息発作では気管支の収縮によって呼吸がしにくくなることや、診断を受けている場合の発作時対応は医師から指示された治療内容に沿って行うことが重要です。夜泣きとぜん息を同一視するのではなく、夜間でも呼吸状態に明らかな異常があれば「夜泣きだけ」と決めつけないための安全確認として参照しています。

本記事は一般的な育児・睡眠情報を整理したもので、個々の子どもの診断や治療を行うものではありません。体調や発達、睡眠について心配がある場合は、子どもの状態に応じて小児科などの専門家へ相談してください。

東雲 朝陽(しののめ・あさひ)